Archive for 10 月, 2009

「KY」という言葉の弊害

10 月 28th, 2009
実は個人的にちょっと社会問題として見ていることが一つ。

「『KY』という言葉の普及」である。

数年前から流行しはじめ、
今やどの世代でも当たり前のように
さまざまな場面で使うようになったこの言葉。

知っての通り「空気読めない」の略語だが、
近年、この「空気」という言葉だけで
とある意思決定を軽々しく強いる風潮が強まっている気がする。

たとえばこんなケース。
A君が次の行動を迷っている時に
A君の周囲の集団が、「KYだな~」と言葉を発する。

この場合、その集団がA君に対して
「Aよ。俺らが【GOOD】と思うことを察して、実行しろ。」
の意図を投げかけることになるのであるが、問題が一つ。

それが本当に【GOOD】であるのかどうかをA君に確認・検証させていないのである。
また、強いている集団側も実は本当にそれが【GOOD】なのかどうか
あまり考えずに「KY」の一言だけで、事を片づけてしまおうというケースも多く見受けられる。

「KY」という語調の軽々しさもあって、安直にみんながノリで動いてしまう点もタチが悪い。

つまり「空気」という謎の第3者を使って
「もうメンドイから、周りがいいと思うことをやれよ。」という形の
【思考放棄】を促しているのだ。
「KY」という言葉を聞く方だけでなく、言う方も。

仕事を例に取ると、これがどんな問題を生むか?
俗に言う「YESマン」しか生まれなくなるのである。
いつも周囲の顔を伺って、周りがOKと思うことをやる。
そこには自分の意志は介在しない。
そんな単なる「作業者」が生まれる。
これでは一向に仕事ができるようにはならない。

同時に、指示を振って行く側も考えが浅くなる可能性が出てくる。
ホント、「空気」君の判断がどれだけエライものか怪しいものである。

社会経験があれば、誰でもわかるように
社会に求められる社会人は「自分で考え、周囲の判断を聞き・すり合わせ、行動を決断出来る人間」だと少なくても自分は思う。

「KY」という言葉を耳にしたとき、
「『空気』君がどれだけ正しいものか?」を考える必要性を、
これからの教育では教えていきたい。

周りに迎合する”YES only”でもダメ。
周りに反発する”NO only”でもダメ。
大切なのは”Which is better?”というquestionを持つことかと。

麻雀が勝てない人の傾向(3)

10 月 8th, 2009

【今回の結論】
「麻雀で勝てない人」=「計算できない人」

麻雀で計算というと、いわゆる「点数計算」のことを指すことが多いが今回はそんな細かい数字面での計算ではなく、「計画的に物事を考える」の意味での「計算」である。

麻雀で勝つためにはどうすればよいか?

「勝ち」の定義をシンプルに「他家よりも多く点数を取ること」とすると、自分が能動的にできる行動は3つあると思う。

(1)「他家よりも多く・高くアガって点数を獲得すること」
(2)「他家が自分よりも多く点数を取ることを阻止すること」
(3)「自分より点数の低い人を作ること」

おそらく初心者は(1)にしか頭が行かないのではないだろうか?実際、自分は麻雀はじめて7・8年は(1)しか考えていなかった。
しかし中級者以上は確実に(2)と(3)を頭に入れて戦ってくる。

(1)はだいたいわかると思うので、今回は特に(2)と(3)について具体的に掘り下げて説明しよう。

まずは(2)。
たとえば自分が25000点持ち、トップ目が40000点、4着目が10000点持ちだったとき、トップ目と4着目からリーチが来たとしよう。

この時、もし振り込むならどちらが得か?
両者とも期待できる点数が大して変わらないのであれば、4着目側に振り込むのが正解である。

なぜか?

トップ目に8000点振り込んだ場合、自分とトップの間には16000点の新たな差が生じる。しかし、4着目に8000点振り込んだ場合、自分とトップの間には8000点しか新たな差が生じないからだ。

どちらが以後、トップをマクりやすいかは言うまでもない。またトップのツモを阻止したという点でも後者の振り込みはプラスに取れる。

これが(2)の「他家が自分よりも多く点数を取ることを阻止する」ということである。

次に(3)。トップ目が28000点、自分が25000点の2着。4着目8000点持ちの人が親番という状況の際、考えるべき点は何か?

4着目の浮上を避けることである。エゲつない言い方だが【自分が負けない】ようにするには【他人が負けるようにすればいい】のである。

よって4着目の親番はさっさと流してしまうのがラス回避重視の麻雀では重要だ。

この点は先ほど説明した(2)と相反するのだが、トップ目との点差が大したことなく、いつでもマクれる点に注目してほしい。トップにアガられることよりもラスにアガられることの方が痛いケースもあるのだ。

また(2)と(3)は根本的に目的が違うことを認識すべきである。(2)はトップ取り重視、(3)はラス回避重視の戦略である。

どちらの戦略に比重を置くかは現代麻雀であれば、ウマ・オカの内容で決めるのが一番良いだろう。※ウマ=順位賞、オカ=トップ賞(普通20000点)

たとえば順位ウマが5-10ならオカの比重が高いので(2)重視。

10-30ならマイナスのオカの比重が大きいのでラスを取らないように(3)重視。のようにだ。長期のトータル成績はこれを意識するだけでも、ぐっと安定する。

ラスが「全員に焼き肉をおごる」といった、ものすごいルールの時は断然(3)が重要。
いかにラス候補者を作るかのえげつない戦いになる。ラスを取った人だけ段位ポイントが下がるというネット麻雀「天鳳」も(3)が重要だ。

ちなみにこの戦略、ウマを決める際に逆に使うという手もある。
トップ取りが得意な人はウマを小さめに設定した方が大勝はしないが、成績は安定するし、ラス回避が得意な人はウマを大きめに設定した方が成績は安定し、下手な人がヒドイことになるのを見下ろせるw
レートあり麻雀をする際にはお財布と相談して一考してはどうだろうか?

トータル勝ちなんか関係なく、一局一局が楽しくアガれればいいという方はぜひその打ち方を一貫してほしい。

個人的には大歓迎♪ウッシッシ